2014-05-15

南インド旅行 ~夫、漁師として稼ぎだす~

ケララ州バルカラの旅ブログ、第2回目です。
第1回はこちら→☆☆☆


バルカラは、「観光するところ」はほとんどなく、
多くの人は、海でのバカンスを楽しみに、ゆったりした時を過ごしに来ています。

名所巡りが好きな人よりも、ゆったり過ごしたい人におすすめです。
ホテルはピンキリですが、選ばないと、なかなかワイルドなホテルも多いので要注意。
人気のホテルは、早めの予約が必須です。



私たちがどう過ごしたかというと、
海で寛いだり、夫はマリーンスポーツしたり(サーフィン、ボディーボードなどがあります)、
近くのお寺を巡ったり、漁師の観察をしてました。

5日間という滞在期間は、日本人駐在員には「長い!何するの!?」と驚かれましたが、
バルカラに来るのは白人が多いので、もっと長期の滞在をしている人も多いと思います。

いくつか、思い出に残った出来事をご紹介します。




思い出 その1

夫、漁師になる


早朝、まだ月明かりの頃に海出て、漁を見に行きました。
リゾートビーチでも早朝は、漁師さんが働いているのです。
月明かりが強く、幻想的でした

日の出とともに、漁師が集まってきます。


漁師さん2人で海に出ます。

小さな船に、小さなオールで、小柄な漁師さんは力強く海に出ます。

しばらくすると、帰ってきました。


どうやら、事前に仕掛けてあった網を引き揚げてきたようです。
船が戻る頃になると、どこからともなく仲間が助けに来てくれます。

 しばらくすると、沢山の漁師さんが出てきて、皆で大きな船を出し始めました。

ココナッツの殻で作ったオールがインドっぽい。漕ぐ部分は小さいですが、上手に漕いで行きます。

夫は乗りたがっていましたが、さすがに阻止しました。

大きな船の先導で、陸に網を引き揚げていきます。巨大網を数十人で引きます。

夫、ここで何を思ったか漁に参加。網をひき始めました。

役に立ってるのかな・・・?日本人ですが、馴染んでどれかわからない・・・。

一部の人は、海の中に入って、網を引き揚げます!



この日は収穫が少なく、皆がっかり。


魚が上がると、すぐに行商のおばちゃんが買い付けます。
大漁の日は大漁で、獲れない日は獲れない。
その日の収入によって、漁師さんたちの収入が変わります。

この日は収穫が極端に少なく、収入も少しだけ。


それでも、夫も手伝ったのが認められたのか、
20ルピーの給与を渡されました。(40円弱)


働いたらその分、分け合う。
勝手に参加した人にも分けるという漁師さんに、心意気を感じました。


(ちなみに、受け取りは遠慮しました。海に出た人はもう少し多かったようです。)


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