2014-07-24

インドの銀行口座にあるルピーを日本に送金 ~帰国の時に学んだこと 2~

前回のブログでは、
インドから、VISAの有効期限を超えて帰国するときには、
口座を解約してから帰国すべしということをお伝えしましたが、
今回は、どうやってルピーを日本に送金したかをメモします。


1)Citi Bank
Citi Bankは、VISAの有効期限が切れたらすぐに、
実際に凍結されましたので、必ずルピーを救出してから帰国した方が良いです。


帰国日当日、なんとかCiti bank支店に行くと、銀行員は電話オペレーターとは違って
知識も豊富だし、頼りになります! (電話オペレーターの頼りなさは前回記事をご参照ください)。


私の場合は、Citi bankに入れていたルピーを、
東京三菱UFJ銀行の円口座に振り込むこととしました。
必要だったのは
-パスポート
-給与明細(振り込む額分。3か月分の給与額を振り込むのであれば、過去3か月分必要です)
-銀行口座詳細(日本での振込時に必要な情報に加えて、SWIFTコードも必要です。ネット検索したら出てきます)
-その場でもらえる申込用紙に記入したもの
でした。

必要な書類は、変わる可能性がありますので、ご確認ください。


銀行員にマンツーマンで教えてもらい、
どの書類もコピーもなく、給与明細はソフトファイルで持っているのみ・・・でしたが、
行員のコピー機で印刷してもらい、その場でパソコンをいじりつつ、なんとか乗り切りました。

数日後、無事に振替され、着金しました。


この時、私はCiti bank口座が凍結されずに使えるかもしれないという
わずかな可能性にかけて、少しお金を残しておきましたが、
後日見事に凍結されました。

なお、凍結されても、FRRO登録後にはまた使えるようになるそうです。
FRROはインドに滞在しないと登録できないので、インドに滞在しない場合は解凍できなそうです。


2)HDFC銀行
HDFC銀行からは、凍結通知は来ていなかったものの、
Citi bankが凍結されるなら、HDFCもだろうと思い、HDFCの支店に行きました。
すると、HDFC行員は、
「あなたの口座は普通口座なので、VISAの期限をチェックするプロセスはないし、次に使うまでそのままだよ」と言います。

「Citiは外国人用の口座しか開けなかったので、だからVisaチェックがあるのか・・・」とも思いましたが、
インドのRBI(金融庁的なもの)の規定では、VISAの有効期限が切れたら、
口座は凍結されることになっているのはたしかのようなので、ここは銀行の管理能力の問題。

RBIの調査が入れば凍結の可能性があるとのことで、振込の準備をすることにしました。


私の場合、夫が次月の私のVISA有効期限内に出張でインドに来る予定があったので、
そこで夫が私のHDFC口座から、私の東京の口座に振り込みができるよう、書類をもらってきました。

これは、その場でも本当は振込できたと思いますが、
単に帰国日当日で時間がなかったこと、本当に凍結されるのかは再度調べた方が良さそうなこと、
そして、大家さんからのデポジット(敷金)返金がこれからあることからそうしました。

後日ネットで調べると、やはり口座は凍結される可能性があり、RBIの調査前に銀行が一斉調査をかけて凍結することがあるとわかり、
次月、夫に振り込み手続きをしてきてもらいました。
(夫よありがとう・・・!)

私の場合、支店の人たちと仲良くなって、夫でも手続きさせてくれましたが、
本人が手続きした方が、面倒は少ないと思います。

支店長が日本びいきだったのが大きかったです。
一支店の若手行員だと、海外送金の経験も浅く、方法がわからないようでしたが、
支店長が取り仕切ってくれました。
ありがとう・・・・!

こちらの口座の結果としては、VISA有効期限を1か月以上過ぎた今も凍結されていません。
ほんの少しお金を残してきたので、それで口座を保持しています。

RBIの調査タイミングがいつかはわからないので、いつまで保持できるかわかりませんが、
次にインド駐在になった時に口座を開設する大変さを思い、お金を残し、口座保持にかけました。



ということで、インドから日本に帰国するときに銀行口座をどうするべきか、
私のおすすめは日本に送金です。

レートが悪い時には、もしもまた、インドにVISAの有効期限内に行く予定がある、
あるいは再度駐在が確実なのであれば、口座を保持しても良いと思いますが、
そうでなければ送金して、現金を救った方が良いと私は判断しました。

インドの銀行の利率は10%近く、惜しいものなんですけどね。

私はゼロにするリスクを取るよりも、確実に送金しました。

私のような、再度駐在かもしれないというパターンはまれだと思いますが、
どなたかの参考になればと思い、メモしておきます。
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インドから日本に帰国すると、インドの銀行口座に何が起きるか ~帰国の時に学んだこと 1~

インドから帰国して、3か月が経過しました。
すっかり東京生活になじみ、まだ3か月かという思いです。

まだブログにアップできていないインドネタ更新したいのですが・・・
忘れないうちに、重要な、帰国時に気を付けた方がいいこと先にメモしておきます。


第一回は銀行口座について。

私はCiti bank IndiaとHDFC Bankに口座を持っていまして、
また夫がインド駐在になる可能性があるからと、口座をそのまま残しておこうと思っていました。

というのも、銀行口座開設がインドではかなり面倒で、労力もかかれば時間もかかり、
かつ家を借りるのに口座が必須なので、
口座開設を待って家を借りたのが去年のことだったのです。

同じ苦労は繰り返したくありません。


事前に各銀行に、帰国しても口座を保持できるかを電話で問い合わせ、
保持できると何度か確認しておきました。
インドの電話オペレーターは信用ならないと思い、各銀行3回は問い合わせました。


そして迎えた帰国日当日、Citi bankから1通のメールが来ました。
私のVISAは6月頭まで有効だったのですが、
それが切れる前に「新しいVISAのコピーを提出するように」とあります。
なんでも、VISAの有効期限が切れたら、口座が凍結されてしまうという内容のメールです。

メール文はこのようなものでした。
We would like to inform you that, as per our records, the visa /residential permit in India held in the name of MS. XXXXX, expires on XX-JUN-2014. In order to update our records, we request you to send us a self-attested copy of the renewed visa or residential permit, prior to the expiry as above. You can simply submit the documents to your Relationship Manager or at the nearest Citibank branch.

Please note, foreign nationals employed in India can maintain and operate a resident savings account, only if they hold a valid visa / residential permit. Please do submit the documents to avoid disruption of services.


帰国日が、VISA有効期限のちょうど一か月前だったので、
偶然にも帰国日当日に、この口座凍結通知メールがきたようです。


やはり電話オペレーターは信じてはいけなかったようです・・・。


こうなれば、「帰国日にわかって良かった」と切り替え、なんとか口座を救出するしかありません。


私の口座のルピーは、100%私のインドでの稼ぎ。
私は100%救出したいと思いましたが、
夫の「50%救出を目指そう」という言葉に、妙に納得したのを覚えています。

そのくらいの心持でないと、インドでは渡り歩けません・・・。


帰国日は、家の大家さんへの引き渡し、荷物の最後の配送、銀行2件に行き、
3時までに空港に行くという強行スケジュールになりました。

これからインドから帰国する方は、事前に銀行解約した方がいいです。

次回は、どうやって解約したか、ルピーを救出したかをお伝えします。→☆☆☆

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