Lonavalaは、前回紹介した広大な高原のほかにも、
有名な遺跡を有します。
前回紹介した、
緑に覆われたデカン高原の様子はこちら→☆☆☆
Karla Cavesは、この辺りで最も有名な仏教遺跡。
紀元前からこの場に佇む仏教遺跡は、今や観光地となっていて、
高原の緑が美しく、Karla Cavesに滝の出現する
モンスーン(雨季、7月~9月)はたくさんの人で賑わいます。
穴になっているところの中に入れます。 オレンジの屋根はお寺。その奥が一番大きな洞窟。 |
中に入ると、奥に広い。 |
この天井を形作っているのは、ティーク材。
今もインドの良質な家具に使われている素材で、
2000年経った今もきれいな状態です。
奥に見えるのは仏舎利。
柱には、象などの彫刻が施されていて、どれも意味があるんです。
柱を拡大してみます。
一番右のはアショーカ王のマーク。
(アショーカ王は仏教を保護した王として知られる、 紀元前2世紀に活躍し、
インド亜大陸をほぼ統一した王。)
この遺跡の作られたのは、日本では弥生時代の頃。
日本史は中学校までか勉強していませんが、
陶器が上手に作れるようになった!と日本が言っている頃、
インドではその後2000年以上も威厳を放ち続ける、 仏教施設を作っていたということでしょうか。
歴史が深い。
Karla Cavesの近くには、もうひとつの洞窟、
Bhaja Cavesがあります。
紀元前2世紀頃に作られたこちらの仏教施設も、今も健在。
こちらのほうが、観光客が少なくて、私としてはお勧め。
放牧されている牛の横を、しばらく歩きます。 |
だいぶ登ります。 |
この小さな部屋は、かつての瞑想の場所 |
Karla cavesと同じく、仏舎利がある。 |
瞑想部屋の中は、極々シンプル。 |
かつての瞑想部屋が、今もしっかりと残っています。
高原なので涼しくて、今は快適避暑地ですが、
その昔は道なき道を登り、 ここにこもっていたのだなと思うと感慨深い。
外灯などはないので、夕方早めに切り上げて、 ムンバイへ帰りました。
他にも、 マハラシュトラ州の中にも見所はたくさんあるのだけれども、
どこも車で5時間以上・・・・連休作ってトライしたいし、
連休あるなら他の地方にも行きたいし、悩ましい。
Lonavalaももう一度行きたいし!
ここはムンバイから日帰りできるので、デカン高原散策をムンバイ観光に加えると、
ちょっと通な旅行になると思います。
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