前回の、お見合い結婚編に続き、
今回はインド流、恋愛結婚についてです。
ムンバイでロマンチックとされるシーズンは、毎日雨の続くモンスーン(雨期)。
傘をさしていれば、顔が見られないので、2人で出歩きやすいからだそうです。
なんだか、社会を表しているなと思います。
都市ムンバイでも、多くの親が結婚前の交際を良く思ってなく、
男女交際自体が、そんなに当たり前ではありません。
(稀には見ますし、まさに今、オープンに交際する人が出てきているところです。)
そんな中でも、私の周りにも恋愛結婚した人はいます。
2人の知人を例に、インドの恋愛結婚事情をご紹介します。
1人目:彼は、両親の大反対にあったそう。
大半の親は、反対するようです。
特にここのカップルの場合は、カーストを超えての恋愛結婚だったので、
駆け落ち同然で結婚したとのこと。
それでも、他の家庭と同じく、夫の家に妻が入り、
特に反対していた奥さんの両親とも、娘が生まれてからはしがらみは解け、
今では仲良し家族です。
とってもお似合いな夫婦で、駆け落ちだったとしても、結婚してよかっただろうなと思ってます。
どこの親も、自分の子どもには苦労をさせたくないだろうし、
自分よりも良くないとされる身分の人との結婚に反対するのは万国共通だと思います。
もう一人は、うちのマンションでよく私を助けてくれるマダム。
マダムは南インド出身のカトリックで、ご主人は北部出身のヒンドゥー教徒。
同じ宗教の人と結婚するのは前提条件で、
同じ出身地で同じカーストの人と結婚するのが基本だという中、
このカップルは何と、出身地も宗教までも違う。
しかもですね、奥さんのようなカトリックの人はNon-veg(ノンベジ、Not vegetarian)と呼ばれて
お肉を食べるのですが、ご主人はベジタリアン。一切の魚、肉を食べません。
インドでは、ヒンドゥー教の一部や、ジャイナ教の人などがベジタリアンなので、
ベジタリアン自体は珍しくありません。私の肌感だと3割はベジタリアン。
kの家では、旦那さんが海外出張をする間しか
お肉は食べないそう。(奥さんとお嬢ちゃんはお肉食べます。)
これで、よく親が許したなと思い、マダムはかなりリベラルなので、ざっくりと聞いてみたところ、
マダム:
「私たちはMBAで会ったの。お互いに、高い水準の教育を受けているし、家族もそう。
夫の両親は、とても驚いていたけれども、夫が好きな女性にプロポーズしたのであれば
と支持してくれた。私の両親も同じく賛成してくれたわ。」
という余裕のコメントでして、最近の都市では、日本同様の恋愛結婚もあります。
彼女が結婚に際して変えたことは、毎週日曜の教会通いをやめたことくらいだそう。
これも旦那さんが止めたわけではなく、日曜は家族で過ごせる貴重な時間なので、
1人で教会にいくよりも、家族といようという自分の意思。
ベジタリアン食も、インドでは一般的なので問題なく過ごしています。
彼女たちまでのリベラルさを持つ人たちはめずらしいですが、
稀には宗教を超える人もいるんです。
ただ、本当に、滅多にいません。
まずもって恋愛結婚は少数派なのに加えて、
宗教を超えたカップルは、とても珍しいです。
インドでの結婚は、お見合いが主流だと言うと、
「遅れてるな」と思う人もいるかと思いますが、
話を聞いてみて、私は「悪くないなぁ」と思いました。
子どもが25歳を迎えるころには、親、親戚は一生懸命、相手を探しています。
親の目を信じているので、
子どもは、私が思っていたほど、心配したり、不安なわけではないらしく、
しかもお見合いをしても断れるので、「嫌なら断ればいいじゃん」という気の持ちようです。
そしてやはり、親が必死に探した相手は、たいてい間違ってはいないよう。
私の周りが、幸せな家族出身者ばかりだからかもしれませんが、
「自分でいい相手を見つけたら、親に相談したらいいし、
見つけられなくても親が見つけてくれるから気が楽」くらいなのかなと感じます。
今回はインド流、恋愛結婚についてです。
ムンバイでロマンチックとされるシーズンは、毎日雨の続くモンスーン(雨期)。
傘をさしていれば、顔が見られないので、2人で出歩きやすいからだそうです。
なんだか、社会を表しているなと思います。
都市ムンバイでも、多くの親が結婚前の交際を良く思ってなく、
男女交際自体が、そんなに当たり前ではありません。
(稀には見ますし、まさに今、オープンに交際する人が出てきているところです。)
そんな中でも、私の周りにも恋愛結婚した人はいます。
2人の知人を例に、インドの恋愛結婚事情をご紹介します。
1人目:彼は、両親の大反対にあったそう。
大半の親は、反対するようです。
特にここのカップルの場合は、カーストを超えての恋愛結婚だったので、
駆け落ち同然で結婚したとのこと。
それでも、他の家庭と同じく、夫の家に妻が入り、
特に反対していた奥さんの両親とも、娘が生まれてからはしがらみは解け、
今では仲良し家族です。
とってもお似合いな夫婦で、駆け落ちだったとしても、結婚してよかっただろうなと思ってます。
どこの親も、自分の子どもには苦労をさせたくないだろうし、
自分よりも良くないとされる身分の人との結婚に反対するのは万国共通だと思います。
もう一人は、うちのマンションでよく私を助けてくれるマダム。
マダムは南インド出身のカトリックで、ご主人は北部出身のヒンドゥー教徒。
同じ宗教の人と結婚するのは前提条件で、
同じ出身地で同じカーストの人と結婚するのが基本だという中、
このカップルは何と、出身地も宗教までも違う。
しかもですね、奥さんのようなカトリックの人はNon-veg(ノンベジ、Not vegetarian)と呼ばれて
お肉を食べるのですが、ご主人はベジタリアン。一切の魚、肉を食べません。
インドでは、ヒンドゥー教の一部や、ジャイナ教の人などがベジタリアンなので、
ベジタリアン自体は珍しくありません。私の肌感だと3割はベジタリアン。
kの家では、旦那さんが海外出張をする間しか
お肉は食べないそう。(奥さんとお嬢ちゃんはお肉食べます。)
これで、よく親が許したなと思い、マダムはかなりリベラルなので、ざっくりと聞いてみたところ、
マダム:
「私たちはMBAで会ったの。お互いに、高い水準の教育を受けているし、家族もそう。
夫の両親は、とても驚いていたけれども、夫が好きな女性にプロポーズしたのであれば
と支持してくれた。私の両親も同じく賛成してくれたわ。」
という余裕のコメントでして、最近の都市では、日本同様の恋愛結婚もあります。
彼女が結婚に際して変えたことは、毎週日曜の教会通いをやめたことくらいだそう。
これも旦那さんが止めたわけではなく、日曜は家族で過ごせる貴重な時間なので、
1人で教会にいくよりも、家族といようという自分の意思。
ベジタリアン食も、インドでは一般的なので問題なく過ごしています。
彼女たちまでのリベラルさを持つ人たちはめずらしいですが、
稀には宗教を超える人もいるんです。
ただ、本当に、滅多にいません。
まずもって恋愛結婚は少数派なのに加えて、
宗教を超えたカップルは、とても珍しいです。
インドでの結婚は、お見合いが主流だと言うと、
「遅れてるな」と思う人もいるかと思いますが、
話を聞いてみて、私は「悪くないなぁ」と思いました。
子どもが25歳を迎えるころには、親、親戚は一生懸命、相手を探しています。
親の目を信じているので、
子どもは、私が思っていたほど、心配したり、不安なわけではないらしく、
しかもお見合いをしても断れるので、「嫌なら断ればいいじゃん」という気の持ちようです。
そしてやはり、親が必死に探した相手は、たいてい間違ってはいないよう。
私の周りが、幸せな家族出身者ばかりだからかもしれませんが、
「自分でいい相手を見つけたら、親に相談したらいいし、
見つけられなくても親が見つけてくれるから気が楽」くらいなのかなと感じます。
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