2013-10-19

How to find the life partner. Recent arranged marriage in India. インド流、結婚相手の探し方 -お見合い結婚編-


インドでは、お見合い結婚が主流。
最近は、ムンバイなどの都市では恋愛結婚もありますが、少数派です。



そんなインドの、結婚相手の探し方を、聞き込みしてきました。



まず、お見合い結婚の場合。


両親が大活躍します。


自分の子どもに合う相手を探すところから、全ては始まります。
とにかく人づてに「○○出身で、☆☆カーストの、うちの子にいい人いない?」と探し回るそう。


地域ごとに、まるで国が違うかのように、文化も言葉も異なるので、
文化を共有し、同じ母国語を話したければ、同じ出身地なのは必須。
出身地は●●州というレベルだけではなく、
より細かく、「東京の多摩地域出身」のような指定をする人もいます。


そしてカーストも、公式には禁止されているとはいえ、
外国人の私が見ても明確にわかるように、制度が今も顕在しているのでとっても重要。

カーストは、複雑なので細かい説明は割愛しますが、
身分階級と職業分業の制度です。

結婚相手を探すサイトを見ると、カースト名が大量に並んでいます。

結婚相手探しのサイト→ http://www.jeevansathi.com/
「select caste」をプルダウンすると、たくさん出てきます。


出身地もカーストも限定するとなると、相手が少ないかと思うかもしれませんが、
日本の10倍の人口があるので、そこは問題ありません。


両親が一生懸命探し、
この人は!という候補を見つけたら、数回ミーティングをします。

1回目、家族同士が会い、お互いの情報交換をし、
その後、お婿さん候補、お嫁さん候補のみが部屋にのこされ、10分くらい話をします。
場所は、どちらかの家で、男性側、女性側、どちらでも良いそうです。

お互いにどう思ったかはその場では伝えず、
帰ってから、親同士で電話し連絡を取り合い、子どもたちが次に進みたいと言っているか、
親としても進めて良いかを伝えます。

子どもも断る権利があります。


2回目、3回目とミーティングが繰り返され、
万事合意が取れれば、結婚の決まり。

この公式な家族ミーティングに加えて、
今では、携帯電話で子ども同士が連絡を取り合って、こっそり会っていることもあるそう。


お見合い結婚だと、「その後本当に幸せに暮らしているの?」と
お見合い結婚カップルが周りにいないと思うかもしれませんが、
大概のカップルは、とっても仲が良くて、お似合いです。

お見合いの場合も、子どもにも選ぶ権利があるので、
気に入らなかったら、断っているのです。


そして、もしも、うまくいかなくなった時にも、
お見合い結婚だと、結婚に対する責任は、「親」が持つので、
実家が面倒をみてくれるのが良いところ。

特に女性は、結婚後は外で働かないことが多く、そもそも一人暮らしはインドでは稀なので、
実家に面倒を見てもらえないと、生活に困ることが多いんです。

では再婚したら良いのではないかというと、
一度離婚した女性は、離婚した男性としか結婚できないし、
夫を亡くした女性は、妻を亡くした男性としか結婚できず、再婚のハードルは高いです。


女性が一人でも暮らせるようにならないかぎり、
お見合いが大半を占めるのではないかと思っています。


そんな中でも、恋愛結婚カップルもいます。

恋愛結婚編は次回。

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